薪は薪をよぶ

2022.1.18

京都市の北の方、市街地から車で35~40分ほどの里山の大原にわたしの家と職場があります。

大原三千院や寂光院、美味しい新鮮な野菜の畑に囲まれて仕事と生活の80%ほどを大原での時間で過ごしています。

 

大原の冬は寒いです。

とにかく寒いことが苦手な道産子のわたしは、冬の対策をなんとかしたい!と、我が家では薪ストーブを利用しています。

山の間伐材や自然災害による倒木等が燃料として使えるので、薪代はほぼゼロです。(初年度は準備不足で幾分か購入しました) 冬の寒さが辛くないほど温かく、ユラユラと燃える炎はいつまでも眺めていられる程心地よくて、薪ストーブ万歳です!

 

引っ越してくる前は、 薪ストーブはリッチなアイテムなのか!?薪なんてどう調達すれば良いんだろう!?とか色々と不安がありました。

が、いざ暮らしてみると 造園業を営むご近所さん何軒かから、「木いるか?」と声をかけてもらい、「欲しいです!」と答えると、 剪定した枝や、大きくなりすぎて切り倒した丸太を、都度都度運んで庭の空いてる所にドカドカと置いて行ってくれるようになりました。

すると、家の前に積まれた枝や丸太を見て、 「木、必要ならあるけど、持ってきて良い?」と、声をかけてもらうようになりました。 薪がある状態を見て、薪ストーブがある家→「ああ、あの家は薪が必要なんだな」と判断されて 余ってる木材の処理を業者に出すくらいならあげます!の循環が起こり始めました。

薪がある「状態」が見えることで、「この家にはコレが必要なんだな」「これ預けて良いかな」を周囲が勝手に判断してくれるようになってきました。

まさに、薪が薪をよび始めました。

この循環は、人も同じなんですよね。

「わたしはコレができます」「こういう事例持ってます」「こんなこと好きです」を 外に見えるようにしておくことで、人が人をよんで、仕事や関係性の循環が生まれるな と。

 

追われるように過ぎ去っていく日々の中、ウェブの更新が後手後手になってるわたし……

いかんいかん!わたしの薪を見せていかねば!!と、思う今日この頃です。